未来の木
《2020/絵画/キャンバス、油彩》

 

「キテ・ミテ中之島2020」出品作品のコンセプト

木々の隙間から差し込む光がスポットライトのように小さな木を照らして、葉が鮮やかに輝いていました。その光景がとても美しく、新たな世代を祝福しているようでした。いまの社会も子供達が光輝ける場所であって欲しいと願いを込めて描きました。

 

駅から始まるアートイベント「キテ・ミテ中之島2020」への想い

アートは誰もが持っているものです。私は心からあふれ出た「いいな」「おもしろい」という気持ちを表現しています。この心が高鳴る瞬間は身の回りに、すぐ目の前にもあって、私たちに気付枯れるのを待っています。この展示をご覧になった方が、自分の声を聴いてみる、心とのキョルが近くなれるきっかけになれたらありがたいです。

 

「キテミテ中之島2020」延期から開催に向け考えたこと

自粛となり絵を描く時間ができたので、始めのうちは私個人の制作がはかどりました。しかし人と会わないと自分の世界に籠りっきりになり、疲弊してしまいました。そんな中授業で友人と再会し、煮詰まった私の世界に新しい色がもたらされました。いつもの会話だけで心が軽くなりました。
 自分の時間と人と会う時間のバランスが大切だと思いました。そして普段何気なく会っていた友人のありがたさを改めて実感しました。

 

Profile

2000 兵庫県生まれ
2020 京都市立芸術大学美術学部美術科2年 在籍
現在 京都府在住。

 

《photo image: 豆苗/2019》